タッチパネル業界の需要と供給の現状
近年ではタッチパネル液晶は様々な分野で使用されていますが、業界では主にデバイスやモジュールを製造するメーカーと、提供されるデバイス又はモジュールを産業機器などに組み込むユニットメーカーという2つのグループに分かれています。後者のメーカーでは各社がそれぞれ得意分野や業界等の他、設計コンセプトが異なるのに対して、デバイスやモジュールメーカーの提供方式は画一的であることが多いのが現状です。
そのため提供される製品がユーザーの要件にマッチしない場合、例えば周辺のパーツを別途外注しなければならないといった状況が生じたり、あるいは逆に自社で製造可能な余分な部品が付属するなど、開発コストの無駄が発生することになります。ユーザーは国内海外無数にあるメーカーから自社に合った物を販売しているメーカーを探すことが重要な課題となっています。
自由な組み合わせで組み込めるタッチパネルモジュール
TOUCHSCREEN MODULES THAT CAN BE FREELY COMBINED
SIMPLE SET - TK-S SERIES
液晶にタッチパネルデバイスを貼り付けた製品です。4.3~21.5インチの豊富なサイズラインナップがあり、各製品で抵抗膜方式と静電容量方式のタッチパネルを選ぶことが出来ます。抵抗膜方式のタッチコントローラはお客様が独自に選定される場合が多いため、静電容量方式を選択された場合のみコントローラが付属します。
SIMPLE SET Plus - TK-S SERIES
SIMPLE SETに映像処理ボードを追加してご提供します。映像処理ボードは全てのラインナップでHDMI規格認証を取得しており安心してご採用いただけます。オプションでVGA,DVI方式の映像処理ボードも対応可能です。また、この販売形態以降はすべての製品にタッチコントローラが付属されています。
BASIC SET - TK-B SERIES
BASIC SETはSIMPLE SET Plusにタッチコントローラをアッセンブルしたオープンフレーム型タッチモニタの形態を伴った製品です。製品にそのまま組込みやすい構造で、組込み設計の負担を大きく削減しつつ、内部配線の簡便性を確保することができます。
テイラーカスタマイゼーション
前述の通り、TKシリーズはテイラーカスタムな販売形態をとることで要望に合わせた形で販売ができるほか、さらにもう一つメリットを享受することができます。それは柔軟な販売形態に各種オプションを取り込む事によってニーズにマッチした製品を開発できる点です。