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タッチパネルカバーガラスのインクジェット印刷
TOUCHSCREEN TECHNOLOGY SOLUTION
タッチパネルカバーガラスのインクジェット印刷
他社と差別化できるインターフェースデザインを小ロットで提供
ユーザーが操作するタッチパネルインターフェースは、いわば装置の「顔」にあたる部分です。その周辺部分をユニークで付加価値のあるデザインにすることで、装置のブランドイメージの確立や、他社との差別化を図ることができます。DMCは御社製品への付加価値の高いタッチパネルインターフェース構築を全力でサポートいたします。

タッチパネルサーフェスと印刷技術について

TOUCHSCREEN SOLUTIONS FOR HARSH OPERATING ENVIRONMENTS
表面に段差があるデザイン(左)とベゼルレスフラットデザイン(右)
表面に段差があるデザイン(左)とベゼルレスフラットデザイン(右)
タッチパネルサーフェスの移り変わり

私たちが日常から目にする装置などのタッチパネルインターフェースは、以前は表面にベゼルの段差があるデザインが一般的でした。しかし、静電容量方式のタッチパネルが普及すると、表面にカバーガラスを付けて、ベゼルの段差がなくし、すっきりした見栄えでスタイリッシュにみえるフラットなデザインが主流になりました。


加飾印刷と取り扱いについて
加飾印刷と取り扱いについて

カバーガラスに加飾される印刷は、黒一色の場合が多いですが、企業やブランドのロゴを入れたり、ファンクションキーを印刷する場合もあります。こうしたカバーガラス加飾印刷の要望に対して、DMCは従来スクリーン印刷で対応してきましたが、新たにインクジェット印刷を導入することにより、複雑なデザインを提供できるようになりました。これにより、お客様は他社と差別化をはかれる意匠性の高いインターフェースを実現することができます。

スクリーン印刷

TOUCHSCREEN SOLUTIONS FOR HARSH OPERATING ENVIRONMENTS

スクリーン印刷は刷版でインクを転写する印刷方式です。印刷する領域にインクを通す穴があいた版にインクを流し込み、それをガラスに押し付けることでインクを転写します。印刷版の制作コストがかかるため、小ロットのみの需要には不向きですが、いったん刷版を制作すれば、安定して何度も印刷できます。高精細な印刷には不向きで、色ごとに刷版が必要になり、多色になるとコストが上がるため、シンプルで色数の少ないデザインに適しています。

スクリーン印刷でのカバーガラス色印刷
1)刷版をガラスにセットする
1)刷版をガラスにセットする
2)刷版上にインクを入れる
2)刷版上にインクを入れる
3)スキージでインクを押し込む
3)スキージでインクを押し込む
4)インクがガラスに転写する
4)インクがガラスに転写する

インクジェット印刷のメリット

TOUCHSCREEN SOLUTIONS FOR HARSH OPERATING ENVIRONMENTS

インクジェット印刷は、ガラスにインクを吹き付ける印刷方式です。色数を増やしてもコストは変わらず、高精細で複雑なデザインも対応できます。グラデーションカラーも含め、複数の色インクを組み合わせて様々な色を印刷できるため、オリジナリティのあるデザイン表現や、高級感の演出など、付加価値のあるデザインができます。例えば、一般的にタッチモニタのインターフェースデザインのベースは、黒やグレーなどの単色が多いですが、インクジェット印刷でカーボン調にすることにより、見た目に質感がプラスされ、重厚感、高級感を演出できます。

インクジェット印刷は刷版の制作が不要なため、スクリーン印刷と比べて試作のリードタイムが短く、小ロットの制作にも適しています。新たなデザイン検討において、複数案を準備するのにも短納期、リーズナブルなコストで対応可能です。

インクジェット印刷によるカバーガラスのカーボンデザイン
1)印刷箇所を指定してインクを射出。吹き付ける
1)印刷箇所を指定してインクを射出。吹き付ける
2)完成イメージ図
2)完成イメージ図
グラデーション印刷

また、インターフェースには企業やブランドのロゴが印刷されることがありますが、ロゴの中にはグラデーションや微細な表現を採り入れたものもあります。インクジェット印刷では、こうした凝ったデザインのロゴも忠実に再現でき、コーポレートやブランドイメージを損ないません。

グラデーション印刷
スクリーン印刷ではグラデーションなどの微細な表現ができない(左)インクジェット印刷では複雑なロゴ表現が可能(右)