FEATURE
特長
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エアギャップによるニュートンリングの発生を抑える
抵抗膜式タッチパネルにおいて、上部フィルムのITO面の反射光と、下部ガラスのITO面の反射光が干渉することにより、虹色の縞模様(ニュートンリング)が発生します。屋外での自然光や、白熱灯電灯下等ではほとんど発生することがなく、主に蛍光灯(特に3波長蛍光灯)下で見えることがあります。
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ニュートンリングの
干渉縞とは?抵抗膜タッチパネルは上下ITO膜を施したフィルム又はガラスを向かい合わせ、間に隙間を作る事で圧力による電極同士の接触を感知し位置を特定します。圧力で湾曲した上部と下部平面にそれぞれ反射した光が隙間にある空気層(エアギャップ)で互いに干渉を起こすことで丸い干渉縞が表示されます。
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反射光を拡散・発生を抑え
チラツキを抑制ITO透明導電膜フィルムに凹凸のある粗面処理を施すことで、光軸と合わないようにしてニュートンリングの発生を抑え、反射光を拡散させることができます。粗面形状を最適化することで、アンチニュートンリング(ANR)特性の低減とチラツキの抑制の両立を図っています。
USE CASE
活用事例
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屋内での視認性をしっかり確保。
カテゴリ 事例 使用製品 9.4インチ 4線式抵抗膜方式
アンチニュートンリングフィルム採用業界 オフィス機器 用途 OHP会議システム シーン ペン操作 -
採用背景
会議で画像を投影して聴衆に提示するOHP会議システム。ペンによる入力が必須で、操作対象に依存しない4線式抵抗膜方式タッチパネルを選定。
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採用内容
ペンによる入力がスムーズに行えるよう、ドットスペーサーを標準よりも小さいものを採用。しかしながらドットスペーサーを小さくすることで、上部ITOフィルムと下部ITOガラスの距離が縮まり、会議室の蛍光灯による干渉縞(ニュートンリング)が発生する懸念があったため、アンチニュートンリングフィルム機能付きのフィルムへ変更。
RECOMMEND
こんなところに最適です
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産業で汎用的に使われる抵抗膜タッチパネルに
現場の装置や機器で使われるの抵抗膜採用端末に導入を検討をしたい
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医療現場で使われている機器や装置に後付けで
現場で稼働しているタッチパネルに貼り付けて機能をアップさせたい
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屋内外で使用されているタッチパネル機器に
図書館や役所、市民会館・保育所等の誰もが使う公共のタッチパネルに