PRINCIPLE
静電容量方式タッチパネルの検出原理
静電容量方式は、以前は表面型が主流でしたが、投影型の登場によりスマートフォンやタブレットへの採用を機に主役は交代。現在は静電容量方式=投影型静電容量方式を指すようになりました。
投影型静電容量方式の検出原理
ITO電極パターンでマトリクスを構成
縦と横に展開されたITO電極パターンの組み合わせで構成されており、指で軽くタッチするだけで入力ができます。タッチパネル内部は、透明なX軸とY軸それぞれの電極で直交する配置となっており、マトリックスを構成しています。電極数は十数本から数十本という構成となり、各電極ごとに容量値を検出する仕組みになっています。
容量値の電極差でタッチを判定
指などの人体がタッチパネル内の電極に近づくと、近づいた箇所のXとY電極の容量値が変化します。これを読み取ることでどの電極付近がタッチされたかが解るようになっています。
容量結合で場所を特定
この透明ITO電極は、センサーの最表面にあるのではなく、センサー内部に格納される構造となり、指が近づくとガラスやフィルムなどの透明基板(誘電性材料)を介して電極との容量結合が発生することになります。
- 投影型静電容量方式の仕組み
- 投影型静電容量方式の特長
- 投影型静電容量方式の検出原理
- 投影型静電容量方式の構造