タッチパネルを取り巻く市場ニーズを的確に捉え、きめ細やかな対応を可能にする多品種少量生産、そして長期安定供給第一というビジネスモデルは変化の著しい国内産業機器市場でトップランナーとしての地位を保ち続けられている理由でもあると考えています。
当社グループの強みは、大量生産される汎用製品では難しい、お客様の細かいご要望に対応するため、センサー・コントローラともに自社開発していることです。
私たちは、多様化する社会のニーズを俊敏に捉えると同時に、タッチパネルが持つ無限の可能性を形にすることで、さまざまなソリューションの創出に取り組んでいます。

タッチパネルとは、機器を操作するために必要となる「操作盤」のディスプレイに取り付けて使用される位置を検出するセンサーを備えた部品のことを指します。人間の体に例えると触れたところを脳(機器のCPU)に伝える「肌」の役割を担い、機器を使う製品の中核をなすデバイスとして私たちの生活を支えるあらゆる電子機器に搭載されています。タッチパネルはさまざまな場所で活躍し、私たちの暮らしと未来をつなぎます。

私たちの暮らしの一番身近なものだと、スマートフォンやATM、駅やコンビニなどの券売機やコピー機、図書館等の情報操作端末、クルマのカーナビ等があります。他にも暮らしを豊かにする白物家電や調理器具にも多数搭載されています。 またこれらの製品自体を作るために必要な工業機械装置や製品には必要不可欠な物となっています。



プリント基板製作用アートワーク材料の製造・販売会社として始まったDMCの歴史は、タッチパネルの製造・販売・サポートを通して多くのお客様との関わりを中心に事業を展開し、大きな発展を遂げてきました。タッチパネルのプロ集団として、企画段階からお手伝いすることで、お客様のニーズに最適なタッチパネルをご提案し、二人三脚で製品を作り上げていく、それが昔から変わらないDMCのご提案です。これからもDMCは製品設計の段階から、お客様の思いを形にするタッチパネル製品の開発を進めてまいります。



DMCが特に注力しているのは製品の「標準化」と「カスタム対応」です。多様化が進む市場において、常に品質・機能・コスト面を鑑みた製品の「標準化」を行うことで、期待される製品スペックにあわせた生産・加工方法を取り入れた製品の開発に取り組んでいます。生産工程を最適に組み合わせ、柔軟に対応することでお客様のオンリーワンを想像していく。生産性を低下させずに、より高度な多品種少量化へ対応するため、さらなる革新的技術の導入を進め、商品の競争力を高めていきます。



現在、当社の生産拠点は、国内は福島県白河市、いわき市に2拠点、海外はインドネシアに1拠点の計3拠点による集中生産で人・設備・材料を効率的に活用し、柔軟な生産体制を取っています。また、東京および大阪などに本社または拠点を設置しており、大坂には技術センターを設置し、長年培った技術により磨きをかけ、競争力の源泉となる現場技術力を常に高めることでお客様からの信頼と満足をいただけるよう努力を行っています。
グループ力を活かした対応力

DMCはタッチセンサーだけでなく、自社でタッチパネル用のコントローラボードも開発しています。機能だけではなく操作性までこだわって作りこむことで統一された品質の高いUX体験を提供することができます。また産業における様々な環境下で必要となるチューニングを環境ごとに行うことができる為、お客様それぞれの使い方に対応したタッチパネルをコントローラ込みでトータル的にサポートすることができます。

DMCはグループで組み込み機器のソフトウェア・ハードウェア開発と導入をサポートしています。デバイスからボード設計、ソフト設計、構造設計、チューニング等装置開発・評価から量産までお客様の課題ごとに対応が可能なエンジニアリングサービスを提供しています。デバイスがインターネットで繋がるIoTの開発にも積極的に取り組み、最先端の技術と柔軟な発想で新しい製品を提供していきます。

DMCはグループでタッチパネルとタッチパネルをクラウドに繋ぐシステムをソリューションとして提供しています。タッチパネルで機器の情報を吸い上げ、機器の利用状況や売上などのさまざまなデータを収集し、売上帳票や利用状況の分析にご活用いただけるだけでなく、企業の経営戦略に活かすことができるようになります。トータルソリューションとしてお客様を強力にバックアップ致します。是非一度お声かけください。